「また走れるかもしれない」──AIと歩んだ復活の道のり

HYROX競技者・Ryota Sakamakiさんが語る、ランナー膝からの再起とEKIDEN AIとの出会い

その日、ゴールの先にあったのは、安心感だった──。

HYROX競技者として活動するRyotaさん。ランナー膝という壁に直面しながらも、PALADIN GCという過酷なハイブリッドレースを見事完走。次なる挑戦・10月のハーフマラソンへと一歩を踏み出した。
その背景には、24時間伴走してくれる「AIコーチ」との出会いがあった。

編集者注|

HYROX(ハイロックス)は、ランニングとフィットネス(スキーエルゴ・そり押し・ファーマーズキャリーなど)を組み合わせた世界的に人気のハイブリッド耐久競技です。1kmラン+1種目のフィットネスを8セット連続で行うフォーマットが特徴で、タイムを競いながら全身のパフォーマンスを問われるタフなレースです。




「がむしゃらに走る」ことの限界に気づいた日

── ランニングを始めたきっかけは?

Ryota:
もともと散歩が好きで、少しずつ走るようになりました。3km、5kmと距離が伸びていき「10kmなら行けるかも」と思い、2024年のゴールドコーストマラソンで初の大会に出場しました。
でも知識がなくて、ただ走るだけ。結果的に体力もタイムも伸びず、膝を痛めてしまいました。

── その後、EKIDEN AIとの出会いが?

Ryota:
フォーム改善の相談でマロンさん(Aziz)にお世話になったとき、「こういうAIあるよ」と紹介されたのがきっかけです。



「走らなくても、前に進める」

── 膝を痛めていた時、一番辛かったのは?

Ryota:
走りたいのに走れない。痛みが引いたと思って走るとまたぶり返す。気持ちと身体がかみ合わないもどかしさが一番キツかったですね。

── EKIDEN AIのどんな部分が支えになった?

Ryota:
「走らなくても前に進める」って気づかせてくれたことです。筋トレやリカバリーの提案もしてくれて、気持ちが折れずに済みました。



24時間、すぐそばにいるパートナー

── AIへの相談に抵抗はなかった?

Ryota:
全然なかったです。むしろ人間コーチには気を使う質問でも、AIなら何でも聞ける。
疲労度、睡眠、ミールプラン……。ある日「食事教えて」と聞いたら、日本食まで出してきてくれました(笑)

── まさに“専属コーチ”ですね。

Ryota:
はい、24時間そばにいてくれる感じです。通勤の自転車移動やジム終わりの短い運動もちゃんと評価してくれる。それを見るのが楽しみなんです。



PALADIN GC完走。そして「また走れるかもしれない」と思えたゴール

── PALADIN GCに出場した理由は?

Ryota:
HYROXに似ていて、ランとリフティング両方があるんです。自分のスタイルに合ってると思いました。会場も盛り上がっていて、すごく楽しい大会でした。

── レースでEKIDEN AIのアドバイスが生きた場面は?

Ryota:
レース直前1週間の過ごし方です。不安から練習したくなってしまう中、AIに1日のトレーニングやミールプランを聞いて調整してもらいました。当日は万全の状態で、脚もつらずに完走できました!

── ゴールした瞬間の感情は?

Ryota:
達成感より、安心感でした。「また走れるかもしれない」と思えて、すごく嬉しかったですね。






HYROXとランニング、その“架け橋”になったAI

── HYROXとランを両立する中でAIの柔軟性を感じたことは?

Ryota:
最初は「ランニング特化のアプリかな?」と思ったけど、筋力トレーニングやその後のランの組み立て、心拍トレーニングまで提案してくれて、すごく助かっています。

── 筋トレや生活の相談も?

Ryota:
はい。筋肉痛や疲労度なども入力すると、それを踏まえて練習やミールを組んでくれます。




AIと人間、どちらのコーチも必要

── AIと人間コーチ、それぞれの違いは?

Ryota:
AIはいつでも正確に答えてくれるのが魅力。でも、人間コーチは動作のチェックや勇気づけができる。それぞれの良さがあると思います。

図:Ryotaさん初パーソナルトレーニングwith Aziz




次のゴールへ──10月のハーフマラソンへ

── 今、次の目標に向けて感じていることは?

Ryota:
焦らず取り組めば結果は出るって今回のレースでわかりました。ハーフマラソンも余裕を持って挑みたいです。

── EKIDEN AIとは、これからも?

Ryota:
月ごとのメニューも聞いてますし、また相談しながら一緒に歩んでいきます!




すべての挑戦者へ、メッセージ

── 誰にEKIDEN AIを勧めたいですか?

Ryota:
ラン、筋トレ、ハイブリッドなトレーニングが好きな人に。「最短で目標に届く道」があると思います。

── 最後に、この記事を読んでいる市民ランナーへ。

Ryota:
平日フルタイムで働きながらのトレーニング、本当にすごいと思います。でも管理が難しい。僕はその管理に失敗して1年怪我に悩みました。EKIDEN AIと出会って、やっと大会に戻ってこられたんです。
次のゴールがあるなら、ぜひ一度手に取ってみてほしいです。

── Ryotaさんにとって、EKIDEN AIとは?

Ryota:
「24時間、そばにいてくれる専属コーチ」です!



編集後記|

最初にRyotaさんと話したとき、「膝が痛くて、思うように走れない」と静かに話していたのを覚えています。
運動への前向きな姿勢と、それでもうまくいかない歯がゆさ。その両方を抱えながら、真摯に取り組んでいる姿が印象的でした。

EKIDEN AIは、そんなRyotaさんのような「日々を大切に積み重ねている人たち」にとって、本当に価値のある存在でありたいと考えています。
ただのデータ提供ではなく、ときに選択肢を広げ、寄り添いながら進んでいける存在として。

今回の記事は、ひとつの完走記ではありますが、それ以上に「自分に合った方法で、確実に前へ進む」ことの大切さを教えてくれる内容だったと思います。

「また走れるかもしれない」──
そう思えた瞬間が、Ryotaさんの次の挑戦をつくりました。
あなたの“また”は、どこにありますか?
その一歩に、EKIDEN AIが寄り添います。

このストーリーが、どこかの誰かにとっての次の一歩のヒントになれば、これ以上嬉しいことはありません。

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