【メニューは正解。でも、ペースが間違ってた】―正しい練習を壊す“ズレ”に気づけていますか?

「今日は閾値走だから4’00/kmで10kmだな」
「前もこのペースでやったし、今回もいけるはず」

その気合い、素晴らしい。やる気に満ちている。
でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてほしいんです。

今日のそのペース、今の自分の調子と本当に合っていますか?
これに「はい」と自信を持って答えられる人、実は少ないです。

同じメニューでも、同じペースでやるべきとは限らない

トレーニングメニュー自体が間違っているわけじゃない。
でも、「調子に合ってないペースでやってしまう」ことで、そのメニューが持つ本来の効果を壊しているケースが、本当に多い。

・寝不足だった
・気温が高すぎた
・前日の疲れが残っていた
・メンタル的に落ちていた

そんな日は、同じペースで走ろうとしても、心拍は上がりすぎるし、フォームも崩れるし、終わったあとに変な疲労だけが残る。
つまり、本来やりたかった練習じゃなくなっているんです。

「いい練習」のはずが、「事故」になっている

たとえば閾値走なら、本来は“ギリギリ会話できるくらい”の強度。
だけど、調子が悪い日に同じペースでやってしまうと、無酸素領域に突っ込んでしまう。
そうすると、“乳酸処理能力を高める”という目的が崩れ、ただの追い込みになってしまいます。

メニューは正しい。でも、ペースが間違っていた。
このズレが、気づかぬうちに積み重なり、怪我・オーバートレーニング・伸び悩みに繋がっていきます。

そのズレを、AIは教えてくれる

EKIDEN AIは、あなたのコンディション・練習履歴・フィードバックから、今の自分に合った強度を提案します。
それは単なるタイム管理じゃなく、あなたの主観と客観をつなぐヒントなんです。

「今日は昨日より心拍が高い」
「同じ距離だけど、負荷は増えている」
「疲労が溜まっているから、ペースを落とした方が目的に合う」

こういった“主観では見えないズレ”を見つけて、事故を未然に防ぐのが、EKIDEN AIの役割。

ペース=目標ではない。

ペース=手段である。

トレーニングは「このペースで走ったらOK」ではありません。
ペースはあくまで目的を達成するためのツールにすぎない。

だから、「今日は○○の能力を伸ばしたい」
という意図がまずあって、
その上で「それなら、このくらいの負荷で走ろう」と調整していくべきなんです。

正しいペース設定とは、今の自分の身体に合った“最適な強度”を選ぶこと。

主観と客観をつなぐ感覚を養おう

人間の感覚は、ときに頼りになり、ときにブレます。
「いけそう」と思って走りすぎた日。
「きつい」と思って休んだけど、実は回復していた日。

そんな日々の“ズレ”に、自分で気づけるようになること。
そして、それをデータで確認して調整できること。

これこそが、本当の意味で自分をマネジメントする力です。

練習をこなすだけじゃ、速くならない。

意図に合った練習を“ちゃんとできること”が、成長の鍵。

EKIDEN AIは、あなたの“今”を分析して、その練習が本当に意味のあるものになるように調整します。
フォーム、心拍、疲労、気温、睡眠…。
人間の目だけでは気づけない部分まで拾い上げて、あなたに最適な「今日のペース」を教えてくれる。

一番悔しいのは、「努力してるのに、間違ってた」って気づいたとき。

だからこそ、努力の方向がズレないように、AIと一緒にトレーニングを積んでほしい。
あなたの練習が、目的に合った“本物”になるように。
全力でサポートします。

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